Kiei(愛知県日進市)は、自治体の実務に即した生成AIの実証実験を開始した。日進市と共同で、大規模言語モデル(LLM)と外部情報の検索を組み合わせるRAG技術を用いる。目的は、資料検索業務の効率化と職員の負担軽減で、対象は約500人の職員だ。

日進市は以前から生成AIを活用し業務効率化を進めていた。今回のプロジェクトでは、職員がマニュアルや規則から情報を探す手間を解消するため、生成AIによる回答生成システムの研究を開始。特に「資料検索業務」に焦点を当てている。

プロジェクトでは、実務に沿った生成AIの活用方法を検証。特定部署の資料や業務内容に即したアプローチを選択し、庁内文書の参照・検索技術と組み合わせた。RAG技術を用いて、抽象的な質問にも対応可能なシステムを検証中。チャットボット形式で使いやすい設計となっている。

RAG(Retrieval-Augmented Generation)は、LLMによるテキスト生成に外部情報の検索を組み合わせる技術。ユーザーの質問に対して独自の情報を引用し、自治体や企業のルールに対応した回答生成を可能にする。プロジェクトは2024年6月中旬に開始された。

出典:プレスリリース