冒険社プラコレは、対話型生成AI「愚痴聞き上手なドレシーちゃん（AI）」を9月上旬にローンチすることを発表した。プラコレは過去7年間の4550万件分のチャット相談ノウハウを元に、最新技術のchatGPT（オープンAI）を使用して、結婚式場の紹介だけでなく、カップルの心のケアを目指したこのAIを開発した。結婚式の準備には大変なことがたくさんあるが、愚痴や不満を言えずに抱え込んでしまう方や、大切な人と喧嘩してしまう人もいる。このAIは、カップルに寄り添い共感し、不安や愚痴を聞くことに注力して学習するように設計されている。結婚式の準備に対するネガティブなイメージが先行し、「なし婚」という現象が起きているが、SNSの普及により、結婚式のイメージが伝わるようになり、結婚式を楽しむカップルも増えている。プラコレはSNSを通じて情報提供だけでなく、24時間返信が可能なAIとして、心理カウンセラーのような心のケアを提案することで、結婚式の準備を楽しむカップルを増やしたいと考えている。今後はウェディング診断のパーソナライズされた情報提供や満足度の分析を行い、ブライダル業界初の対話型AIメディアとして成長させていく予定だ。プラコレのプロジェクトメンバーは、結婚式の相談が対面ではなくチャットでできることにこだわり、口コミを中心にユーザーを増やしてきた。AI元年の2023年に向けて、プラコレはAI開発にリソースを集中しているという。