エーアイスクエア（東京都千代田区）は、2023年6月にリニューアルしたAI要約サービス「QuickSummary2.0」の販売パートナーを募集開始したと発表した。「QuickSummary2.0」は、エーアイスクエアが独自に開発したAIモデルを搭載したコールセンター向け要約サービス「QuickSummary」に、ChatGPTによる生成要約が搭載されたものだ。コールセンターの会話テキストに対し、独自に開発した機械学習ベースのAIモデルが前処理を行い、会話の重要カ所の抜粋要約が行えることに加え、ChatGPTで生成要約が利用できる、操作性の高いUIを兼ね備えているという。同社はリニューアル発表後にLIXILコールセンターでのAI要約サービス「QuickSummary2.0」の実証実験開始と、コールセンターシステム「AmeyoJ」との連携開始を発表しており、第1号案件としてアイペット損害保険のコールセンターで本番利用が始まっている。今回、より多くのコールセンターへの導入を目指し、「QuickSummary2.0」の販売パートナーの募集を開始することとした。「QuickSummary2.0」の入力データは、コールセンターにおける対話のテキストとなる。入力データに対してオペレーター向け画面参照、APIによる要約結果の取得、の2パターンで要約機能を利用できる。また、エーアイスクエアが提供するクラウド音声認識サービス「AI2 ASR」と連携し、音声ファイルのテキスト化から提供することも可能だという。