Facilo（東京都港区）は、不動産コミュニケーションクラウド「Facilo」にChatGPTとの連携機能を新たに開発した。独自に設計したプロンプトにより、AIの精度向上と高いセキュリティーを実現し、物件提案のコア業務は営業担当、細かなメール表現のアイデア出しはAIという形で両者の効果的な役割分担・コラボレーションを支援する。Faciloは、クラウドやAIといった最新のテクノロジーを活用しながらも、「人が主役」というコンセプトを貫き、仲介会社の営業担当ならではの顧客理解や専門性を軸とした顧客体験向上を支援している。新たに開発したChatGPT連携では、仲介業務全体をAIで置き換えるのではなく、不動産のプロフェッショナルならではのコア業務に営業担当が集中できるよう、関連する単純作業をAIがアシスタントとしてサポートする。Faciloは、最新のテクノロジーを活用して「深い顧客理解をベースに、専門性を生かして最適な物件を探し出し提案する」という仲介営業の本質的な業務を支援してきた。コア業務は引き続き営業担当が中心となって担う一方で、探し出した物件情報を連絡する際のメール文面についてはAIによって自動生成された下書きを選択することが可能になった。この「メール自動生成機能」により、営業担当は変わり映えのする文面を考えるために毎回頭を悩ませることから解放され、本質的な業務である物件提案そのものに集中できる。今回のChatGPTとの連携に当たり、Faciloは独自のプロンプトを設計した。このプロンプトによってメール文面の下書きを高い精度かつ豊富なバリエーションで自動生成できる。また、API連携時に個人情報や物件情報は一切ChatGPT側に入力しない設計のため、予期せぬ機密情報がAIの学習データとして取り込まれることはないという。