いつも（東京都千代田区）は、2023年8月30日から業務プロセスやサービスのAI化を目指して「いつも．AI室」を設立したと発表した。これにより、同社のECコンサルティング・マーケティング業務の変革やAIを使ったEC事業の開発を加速・展開する予定だ。いつもは、複数のAIスタートアップ企業と共同でプロジェクトチームを編成し、ECマーケティングオペレーションや商品ページ制作業務の効率化に取り組んできた。そして実証フェーズにおいて、一定の成果を確認している。これまでの実証実験の結果をサービスのAI化に推進すべく、「いつも．AI室」を設立することになった。また、これらは特定業務の補助として活用する単なる「AI活用」ではなく、ECバリューチェーン全体の改革を目的とした「AI化」と「AI変革」を目指している。今後の展開として、生成AIを活用した新サービスの開発、工数効率化を図るプロジェクトに取り組む。具体的な領域として、ECマーケティングオペレーションの効率化プロジェクト、ECコンサルタント向け研修の効率化プロジェクト、ライブコマースアプリ「ピースユーライブ」のライバー育成プロジェクト、AIスタートアップ企業の発掘、AIを活用した新規事業開発などを推進している。これにより、「いつも．AI室」はECバリューチェーン全体の支援を行う「oneコマースサービス」の変革と、新規事業の開発・スピードアップに取り組む。