日本システム技術は、名古屋工業大学の平田晃正教授との共同分析の結果を、「内閣官房COVID-19 AI ＆シミュレーションプロジェクト」で報告した。この分析では、約240万人のメディカルビッグデータを使用し、新型コロナウイルス感染症と糖尿病の関連性について調査した。分析の結果、2020年度の第４波、第５波で新型コロナウイルスを発症した方は、60日以内に糖尿病診療を開始した割合が高いことが分かった。特に年代が高いほど、糖尿病の発症率が高くなる傾向があった。しかし、第６波以降は発症率が減少していることも確認された。今後も当社は最新のデータを追跡し、分析を行っていく予定だ。分析結果は内閣官房のウェブサイトで随時公開される。 同社の未来共創Ｌａｂでは、医療ビッグデータを活用した医療DXを推進している。医療現場や保険者の課題解決に取り組み、顧客の課題を解決するための可能性を広げていく。また、SDGsの目標に向けて、産学連携での商材開発や共同研究も行っている。平田晃正教授をはじめとする共同分析者の詳細は、名古屋工業大学のウェブサイトで確認できるという。