Buzzreach（東京都港区）は、新薬開発の課題をテクノロジーで解決し、新薬承認の期間を短縮する治験・臨床研究プラットフォーム事業や、製薬企業と患者をつなぐSNS事業を展開している。最近、シンガポールのスタートアップであるOncoshot社と戦略的パートナーシップを結んだと発表した。Oncoshotは、最先端の'Federated AI data system'を活用した'real-time health insights exchange platform'を運営している。このパートナーシップは、両社の強みを生かし、医療機関の電子カルテデータなどのRWDを利用して、日本のフィージビリティ評価、候補患者スクリーニング、患者募集促進など、臨床試験のさまざまな側面を強化することを目指している。これにより、日本のグローバルスタディ（国際共同治験）への参加機会が増えることが期待される。両社は、エンドツーエンドのデータ主導型臨床試験の提供をサポートする。さらに、このパートナーシップはOncoshotがシンガポールを中心とするAPAC地域で展開するCRO（医薬品開発業務受託機関）や製薬企業パートナーにも拡大される。両社は、2024年第1四半期に開始予定の臨床試験でフィージビリティ評価、候補患者スクリーニング、患者募集促進などのPoCを実装する予定だ。