Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

シナモンAI（東京都港区）は、兼松（東京都千代田区）の会計システムにAI-OCRプラットフォーム「Flax Scanner HUB」を導入したと発表。この導入により、経理業務の効率化が図られ、支払い妥当性のチェックや伝票の照査などがAIによって自動化される。

兼松では、2023年12月から「Flax Scanner HUB」を活用し始めており、経理業務のデジタル化を進めている。同プラットフォームは、Commercial InvoiceやDebit Noteなどの非定型帳票や、国内請求書、伝票8種の定型帳票に対応。AIによる帳票分類や顧客希望の後処理機能も備えている。

「Flax Scanner HUB」は、読み取り精度が高く、特に伝票は文字単位精度が平均99.7%に達している。また、生成AI抽出型のAI-OCRは、座標定義なしで非定型帳票から情報を高精度に抽出可能。少量の学習データからも精度向上が見込めるFew-Shot学習機能を搭載している。

シナモンAIは、貿易書類を扱う国際物流企業やフォワーダー、保険会社、銀行などへの「Flax Scanner HUB」の導入拡大を目指している。カスタマイズ提案も可能で、幅広い業界・業務に適用できるAI-OCRプラットフォームとして注目されている。