「信頼できるAI」を社会実装することを目指しているCitadel AI（東京都渋谷区）は、情報セキュリティーマネージメントシステム（ISMS）の最新版である「ISO/IEC 27001：2022」認証を取得した。同社はAIアプリケーションに対する自動テストツールを提供する業務を行っている。認証は2023年7月24日に登録された。ISMSは企業や組織が情報資産を守り、安全に事業を展開するための仕組みです。そのガイドラインとなるのがISO/IECが発行している国際規格ISO/IEC27001であり、最新の規格であるISO/IEC27001：2022が認証の対象となる。Citadel AIは、自社のISMSが第三者認証機関によって当該規格に適合していると認められ、認証を取得した。Citadel AIは、AIの自動品質管理システムを通じて、AI開発の加速化と品質改善の高速化を実現することを目指している。元Google BrainやWaymo、トヨタなどでハイリスクAIシステムの設計と運用に携わった世界のエンジニアが集まり、開発をリードしている。同社のシステムは、英国規格協会（BSI）やサントリーホールディングスなどのグローバル企業で利用され、高い評価を得ている。