CrowdStrikeは、生成AIおよびXDRテクノロジーを活用して、「Raptor」リリースの導入によりFalconプラットフォームを強化する予定だ。この新しいリリースは、CrowdStrikeの次世代SIEM製品であるFalcon LogScaleと同じテクノロジーを活用しており、ペタバイト規模のデータ収集、検索、ストレージ機能を顧客に提供する。これにより、次世代のAIを活用したサイバーセキュリティーイノベーションの開発が可能になり、ユーザーは進化するサイバー脅威の先を行き、侵害を防ぐことができる。「Raptor」リリースは、来年にかけて全てのCrowdStrike Falcon顧客が利用できるようになり、最初のアップグレードは2023年9月下旬に開始される。このリリースの主な機能には、インシデントの作成を自動化するCharlotte AI Investigatorを備えたAIを活用したインシデントクリエイターが含まれる。調査のスピードと効率が大幅に向上する。このリリースでは、XDRの機能も全てのCrowdStrike EDR顧客に拡張され、CrowdStrikeプラットフォーム全体で包括的なエンドポイント、アイデンティティー、クラウド、およびデータ保護テレメトリが提供される。「Raptor」リリースでは、調査と対応時間を短縮するように設計されたXDRインシデントワークベンチと、どこにいてもセキュリティー アナリストとのリアルタイムのインシデント作業を可能にする共同インシデントコマンド センターも導入される。さらに、このリリースでは超高速の検索機能が提供され、ユーザーは1秒未満のレーテンシーで大量のデータを検索して、脅威を迅速に特定して排除できるようになる。「Raptor」のリリースでは、CrowdStrikeの生成AIサイバーセキュリティーアナリストであるCharlotte AIも強化される。顧客向けのプライベートプレビューで、Charlotte AIは、英語およびその他数十の言語で自然言語の質問に答える能力を実証した。この機能は、CrowdStrike独自の人による検証済みコンテンツと組み合わせることで、ユーザーに高忠実度のセキュリティーデータと数兆件のセキュリティー イベントへのアクセスを提供する。これらのイベントは、CrowdStrikeの対敵対作戦およびマネージドサービスの脅威インテリジェンスの専門家とハンティング チームからの人的フィードバックループを通じて継続的に改善される。