Deepreneur（東京都文京区）とAKKODiS（東京都港区芝浦）は、生成AIを活用した新しい社内FAQシステムの構築のためのPoC（実証実験）を開始した。AKKODiSの社内FAQシステムの開発において、Deepreneurが提供する生成AIを活用した社内向けチャットボットの実証実験を開始した。現状、社内のナレッジ・資料は膨大でかつ分散した状態で存在しているため、アクセスしづらい状況にある。その課題を解決するため、OpenAI社が提供するChatGPTを組み込んだ社内向けチャットボットの提供の実証実験を開始した。ChatGPTのような先進的なAI技術を活用した新しいFAQシステムを開発することで、従来のシステムよりも高い応答精度と効率性を持つ。企業が保有するデータベースや情報を基盤として、このFAQは構築されるので、常に最新かつ的確な情報をタイムリーに提供することが可能だ。また、情報のアップデートが継続的に実施されるので、最新の情報に基づいた回答をユーザーに提供できる。このチャットボットのもう一つの大きな魅力は、24時間365日いつでも質問や照会ができる点だ。このチャットボットのデータ管理は、Microsoftのクラウドサービス「Azure」上で行われている。Azureは、Office365のようなMicrosoftのサービスと同等のセキュリティーレベルでデータを扱うことができ、安全な運用が実現できる。Azureを利用することで、データを社内で一括して管理できるため、セキュリティーや安全性の面での信頼性を担保できる。今回のPoCの成果を元に、システムの実装と展開を進める予定だ。DeepreneurとAKKODiSは、このプロジェクトを通じて、業務効率向上と従業員の満足度向上に寄与する新たなソリューションの提供を目指している。