イーブランドラボ（東京都中央区）は、2023年8月29日にAI英語スピーキング評価・作成プラットフォーム「AISATS」を開発・運営するポテンシャルプラス（千葉県松戸市）と業務提携を締結した。そして、2023年9月1日からAISATSの販売を開始する。この新しいプラットフォームは、英語教育の現場や、英語スキルを重視する企業が抱えている人材採用やスキル評価の課題を、独自のAI技術を用いて解決する。AISATSは、英語の会話スキルを精確に評価し、迅速なフィードバックを行うことで、英語教育の質をさらに高める。多くの学校では「実践的な会話能力を持つ教員」の不足や、生徒一人一人への適切な評価やフィードバックの時間が確保できないという課題に直面している。また、グローバルなビジネス環境での人材採用や社員のスキル評価には、英語スピーキング能力の評価が欠かせない。しかし、従来の評価方法は時間とコストがかかり、公平性も保証されなかった。AISATSはこれらの課題を解決し、迅速かつ公平な評価を提供することで、効率的な人材採用やスキルの向上を実現する。AISATSは、バーチャル面接官との対話を通じて「発音」「流暢さ」「目標達成度」をもとに総合的に評価する。オリジナルスコアのほか、CEFR、IELTS、PTE、TOEFL、TOEICの公認試験の予測スコアを提供し、受験者や教育者の具体的な学習の方向性を示す手助けとなる。また、読み上げ問題や画像描写問題だけではなく、自由回答形式の問題もサポートしている。これにより、受験者の語彙や文法の知識だけでなく、真のコミュニケーション能力や意見表現能力をも的確に評価する。開発元のポテンシャルプラスとイーブランドラボは、AISATSのテスト受験回数を、今後３年以内に延べ100万回実施することを目指している。