エルピクセル株式会社は、医用画像解析ソフトウェアEIRL Chest Noduleの新モデルの販売を開始しました。この新モデルは、胸部X線画像から肺結節候補域を検出し、医師の診断支援を行うソフトウェアで、検出感度が向上しています。この新モデルは、医療機器の特性に応じた変更計画の事前確認制度であるIDATEN制度を活用してバージョンアップされました。EIRL Chest Noduleは、2020年に医療機器製造販売承認を取得し、日本国内の健診施設や総合病院などで導入されています。このソフトウェアは、1日に数百件以上の胸部X線画像を読影する医師のワークフローを阻むことなく、見落とし防止に寄与することができます。今回のバージョンアップにより、肺結節候補域の検出感度が向上し、特に5mm以上15mm未満の小さな結節での検出感度が大幅に改善されました。EIRL Chest Noduleは、胸部X線画像から肺結節の疑いがある候補域を検出し、医師の読影をサポートするAIソフトウェアです。このソフトウェアを使用することで、放射線科専門医や非専門医の感度が向上することが確認されています。エルピクセル株式会社は、医師の声を生かしながら継続的な改良に取り組んでおり、今後も高性能な製品を提供していく予定です。IDATEN制度は、AIを活用した医療機器などに対して、性能向上などの変更計画を事前に確認する制度です。この制度により、製造販売業者は審査期間や手数料を大幅に縮減することができます。エルピクセル株式会社は、IDATEN制度を活用して迅速に改良後の製品を提供していく方針です。