フュージョン（北海道札幌市）の取締役である川村秀憲氏が、「川村研究所」を設立することを発表した。川村研究所は、北海道大学大学院情報科学研究院調和系工学研究室での最先端のAI研究を活用し、大学と企業が主体的に地域課題に取り組むことで新たなビジネスを創造することを目指している。AI技術の新産学連携研究の“場”としての名称をAIIS（AI InnovationBASE from Sapporo）とし、ビジネスの創出・開発の際の名称を「川村研究所」としている。川村研究所の設立により、北海道大学やフュージョンだけでなく、多種多様な企業や自治体が持つ知見や課題が集まることが期待されるという。その結果、Chat GPTなどの生成AIを活用したマーケティング課題解決エンジンのシステム実装が加速するなど、フュージョンの業務にも大きな影響が期待されている。また、川村研究所の設立に伴い、2023年10月28日に第1回人工知能・調和系工学研究発表会が開催される予定だ。川村研究室の学生による発表や、教授による講演、企業紹介などが予定されている。川村研究所は、AI技術を中心とした最先端の技術を活用し、主体的に地域課題に取り組むことで新たなビジネスの可能性を追求する。また、自治体とも積極的に連携し、札幌市隣接地域、北海道全域及び全国が抱える同様の地域課題に向き合っていく予定だ。