フューチャースタンダードは、映像解析AIプラットフォーム「SCORER（スコアラー）」を運営しています。2023年7月25日からは、交通量調査の機械観測に関連する業務を一括で提供する「交通量調査AIカメラお任せパック」を開始します。このサービスの背景には、国土交通省が2021年に人手観測を廃止し、機械観測を推奨していることがあります。しかし、機械観測の導入には多くの課題があります。そこで、フューチャースタンダードはこれらの課題を解決するために、「交通量調査AIカメラお任せパック」を提供します。このサービスは、交通量調査の機械観測におけるカメラの設置からレポーティングまでの一連の業務を一括で提供するものです。当社は過去に道路交通センサスで50台のAIカメラ設置を手掛けた経験があり、お客様に最も負担の少ないサービス構成を提供しています。お客様が必要とする作業は以下の4つだけです。「打ち合わせ」、「管轄警察署への道路使用許可の申請」、「管轄警察署の指導に従った端末の巡回」、「納品レポートの確認」。これらの作業を行うことで、ユーザーは交通量調査のデータを取得することができます。このサービスでは、世界最高レベルの「SenseTime社」のアルゴリズムを使用して、高精度な交通量観測を実現しています。私たちとTOSYS社の共同実証実験では、人手による観測に比べて99.1％の精度を達成しました。また、さまざまな解析項目に対応しており、46種類の追加属性情報の取得も可能です。このサービスのユースケースとしては、公共交通機関関連の調査や地方自治体の交通政策に係る調査などがあります。価格は55万円（税込）で、延べ2日間の計測を想定しています。現在は関東エリアのみの対応ですが、順次エリアを拡大していく予定です。