GMOグローバルサイン・HD（東京）は、電子契約サービス「電子印鑑GMOサイン」において、AI技術を活用した「AI-OCR項目自動読み取り機能」を2023年11月20日から提供開始したと発表した。この機能は、契約書を読み取り、契約の締結に必要な全20項目を自動で読み取り項目化する。これにより、契約書管理体制の効率的な改善が可能となるという。

新機能「AI-OCR」は、「GMOサイン契約レビューパック」において提供される。契約レビューパックは、文書作成ワークフロー、承認・決裁管理から、契約締結、文書管理、更新管理まで、契約にまつわる業務を一元管理する契約ライフサイクルマネージメント（CLM）サービスである。このサービスを利用することで、契約書の作成に便利なテンプレートが使用でき、書類のチェックや決定の過程も分かりやすく管理できる。また、契約に関わる全てのステップの状態を一目で把握でき、業務の効率化、及び簡素化に貢献するという。

「AI-OCR」機能は、AI技術を活用し、アップロードされたさまざまな様式の契約書を読み取り、契約の締結に必要な情報を自動で選び出し項目化する。企業や担当者は「AI-OCR」により自動で項目化された契約情報を管理するだけで、契約書の管理フローを整理できる。また、様式が多岐にわたる大量の契約書でも一貫性と整合性がある管理が可能となるため、契約書管理体制を効率的に改善できる。GMOグローバルサイン・HDは、「AI-OCR」機能の提供を通じて、企業のスムーズなDX導入をこれまで以上に支援していくとのことだ。

GMOグローバルサイン・HDは、「GMOサイン」を導入検討中の企業さまに向けたセミナーを開催する予定である。「AI-OCR」の詳細情報や、「AI-OCR」をオプション機能として追加する「GMOサイン契約レビューパック」についての解説を行うとのことだ。