Google.orgは、AIを活用して国連の持続可能な開発目標（SDGs）の推進を目指す15のプロジェクトの選定を発表した。各プロジェクトは、実現可能性、永続的な影響の可能性、GoogleのAI原則と責任あるAI実践との整合性に基づいて選択された。選ばれたイニシアチブでは、農村部の助産師が新生児の合併症を検出するための機械学習ツールキットの開発、オープンソースの衛星画像と機械学習を使用して世界の湿地に関する知識を拡大する、地域の子どもたちの学習成果を高めるためのAIコーチの作成などの革新的なアイデアが提案されている。選択された各プロジェクトには、最大300万ドルの現金サポート、技術支援、Google Cloudクレジットが提供される。選ばれた少数の人々は、Google.org Fellowshipsの恩恵を受けることもできる。このフェローシップでは、Google従業員のチームが最大6力月間、フルタイムで無償で組織と協力する。この取り組みは、SDGsに向けた進歩を加速するというGoogle.orgの取り組みの一環だ。同組織は以前、SDGsを推進するためにAIをどのように活用できるかについてNGO、学術機関、社会的企業からアイデアを公募していた。プロジェクトとその背後にある組織の詳細については、AI for the Global Goalsのウェブサイトを参照されたい。