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日立（東京）は、生成AIの論理的思考能力を向上させるための学習データを自動生成する技術を開発した。この技術は、複雑な意志決定を必要とする問いに対し、自然言語での思考を用いて回答を導くものである。同社は、この技術を活用し、社会の複雑な課題解決に貢献する生成AIの実現を目指す。

生成AIは、定型的なタスクや高度な問題を解決する能力を持つが、自然言語を用いた論理的思考には課題があった。日立は、これまでの知見に基づき、論理的思考データセットを自動生成する基本技術を開発。これにより、AIの論理的思考能力が向上し、オープン方式の採用で幅広いAIへの適用が可能となった。

最先端の生成AIで技術の効果を検証した結果、論理推論能力が平均約9%、最大で30%向上した。数学やプログラミングの分野でも改善が見られた。この技術は、2024年12月にカナダで開催される国際学会NeurIPSで発表される予定だ。日立の研究開発に関する詳細は、同社のウェブサイトで確認できる。