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IBM（ニューヨーク）は、次世代の小規模AIモデル「Granite 3.2」を発表した。このモデルは、推論や画像処理、AIガードレール機能を備え、開発者向けのライセンスで提供される。時系列モデルも強化され、1,000万未満のパラメータで長期予測が可能になった。

Granite 3.2は、Hugging FaceでApache 2.0ライセンスのもと提供される。利用可能なモデルはIBM watsonx.ai、Ollama、Replicate、LM Studioで提供開始され、RHEL AI 1.5でも近日公開予定だ。これにより、企業やオープンソースコミュニティは高度な機能を活用できるようになる。

新視覚言語モデル（VLM）は、文書処理タスクで大規模モデルと同等以上の性能を実現。IBMはDoclingを活用し、8500万件のPDFから2600万件の質問と回答ペアを生成し、VLMの機能を強化した。Granite 3.2 2Bおよび8Bには、推論を強化する思考連鎖（CoT）機能が搭載されている。

Granite Guardian 3.2は、前モデルと同等の性能と安全性を保ちつつ、サイズを30％縮小。新たな言語化された信頼性提示機能により、より機微なリスク判断が可能になった。IBMは、小規模で専門的なAIモデルの提供を進め、Granite 3.1 8BはSalesforceのCRM向けLLMベンチマークで高精度を証明した。