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イマクリエイト（東京都品川区）と富士フイルムシステムサービス（東京都千代田区）は、AIが質問や相談に対して即時に回答を生成するChatGPTを活用した、仮想空間でのコミュニケーション学習コンテンツの研究・開発を開始した。この研究は、医療業界のさまざまな場面での活用を視野に入れ、まずは薬学部生向けの学習コンテンツの新機能として実装を目指す。新型コロナウイルスの影響で医療系人材の教育現場では実習機会が制限され、教育手法の高度化や新たな技術の導入が求められている。そこで、イマクリエイトと富士フイルムシステムサービスは、仮想空間を活用した実践形式の学習コンテンツの研究・開発に取り組んでいる。特に、コミュニケーションスキルは臨機応変な対応が求められるため、実際の患者に協力してもらうことが難しく、学習の機会が限られていた。そこで、仮想空間とChatGPTを組み合わせた新しい学習手段の研究・開発に着手した。ChatGPTはOpenAI社が開発した生成AIで、さまざまな要件をテキスト入力して問いかけると、AIがその内容に応じた回答を即時生成する。このChatGPTを会話相手にすることで、さまざまな相手とのコミュニケーションを実践形式で学習できるコンテンツの開発を目指す。本研究で開発するコンテンツは、学習者が相手や状況を自由に設定でき、その相手と実際に話をするかのように仮想空間で学習を進めることができる。また、学習は仮想空間で行われ、会話の相手はシステムであるため、学習者は相手の都合を気にせずいつでも何度でも学習できる。これにより、現実では話をする機会を持ちにくいさまざまな相手とのコミュニケーションを、いつでも自由に学習できることが期待できる。