ナレッジセンス（東京都中央区）は、法人向けChatGPTサービス「ChatPro」のエンタープライズプランに、自社ブランドとしてホワイトレーベルで社内展開できる機能を追加すると発表した。2023年8月31日から提供開始する。これまで「ChatPro」は、東証プライム上場企業を含む大手企業に導入されてきたが、社内での展開は「ChatPro」ブランドとして行われていた。しかし、一部の企業では、生成AI導入をDX推進の一環として捉え、「自社ブランド」として社内展開した方がAIを浸透させやすいとの意見があった。ナレッジセンスはこれに対応するため、エンタープライズプランに「ChatPro」をホワイトレーベルで社内展開できる機能を追加した。このプランは、従業員数や事業規模の大きい企業向けに設定され、ChatGPTを最大限活用することを目指している。エンタープライズプランでは、通常のChatGPTで指摘されている入力データがAIモデルの学習に利用されるリスクを防ぐため、APIを利用するサーバー自体をナレッジセンスの環境ではなく、自社のサーバー環境に構築することで、より強固なセキュリティー対策をとることが可能になる。また、GPT4モデルの利用回数を無制限とし、従量課金制で利用できるようになった。さらに、新たに追加された機能では、「ChatPro」のシステムをそのまま利用しつつ、システムのロゴや名称を自由に変更できる。これにより、自社ブランドの名称を冠した生成AIを、最短3日で社内に導入することが可能になる。