中小企業向け経営支援プラットフォームBig Advanceを提供しているココペリ（東京都千代田区）は、ビジネスマッチング機能にAIを活用し、2023年９月以降にニーズ登録に必要な情報を自動作成する機能をリリースすると発表した。ココペリはBig Advanceの機能において積極的にAIを活用している。2023年５月にはAIを活用したホームページ作成のサポート機能をリリースし、7月にはビジネスマッチング先の自動レコメンド機能の実証実験を開始した。金融機関からは、ビジネスマッチングの活性化のためにニーズ登録にもAIを用いた機能を組み込むことが望まれているとの声も寄せられた。現在、Big Advanceのビジネスマッチング機能では、自社のニーズ情報を登録する作業があり、そのために労力と時間を費やす課題がある。そこで、AIによる自動作成機能を導入することで、ユーザーの負担を軽減し、業務効率化にもつなげることができる。ココペリは、多くのユーザーにとってビジネスマッチング機能を簡単かつ負担なく利用できるようにするため、この機能の開発に至った。この機能では、Big Advanceに登録されている「基本情報」を活用することで、ボタン１つでニーズの詳細や他社へ向けたメッセージなどの情報を自動で作成することができる。これにより、ニーズ作成にかかる時間を大幅に短縮することが可能となり、さらなるビジネスマッチングの活性化が期待される。今後、ココペリはBig Advanceのサービスの強化に取り組み、ユーザー基盤の拡大に注力する。また、AIを活用した機能の拡充についても検討・研究を進めていく予定だ。