リブ・コンサルティング（東京都千代田区）は、住宅・不動産業界初の対話型AIソリューションを提供開始した。このソリューションは、ChatGPTを活用し、住宅・不動産業界特化のAIとして開発された。日本の労働生産性が低いという問題を背景に、特に人手不足が深刻な住宅・不動産業界における業務効率化の必要性が高まっている。生成AIトレンドの影響から、ChatGPTなどの生成AI活用による業務効率化に注目が集まっている。リブ・コンサルティングは、2022年に先進テクノロジーユニット「ACROBAT」を立ち上げ、生成AIのトレンドに関連する研究、発信、コンサルティング支援を行っている。特に注目している活用方法は「生成AIと独自知識データとの連携活用」だ。生成AIのビジネス活用においては、独自の知識データ（自社や業界固有のデータ）を生成AIに学習させて活用する方法が特に有用であると専門家が指摘している。リブ・コンサルティングは、生成AIと知識データを掛け合わせるプロトタイピング環境を構築し、独自データ活用ユースケース開発を迅速化している。そして、このプロトタイピング環境を活用し、「特定ドメイン特化型」の生成AIソリューション開発に取り組んできた。その第一弾として、業界のナレッジやデータを保有している「住宅・不動産」業界を対象に、「住宅不動産特化の対話型AI（生成AI）」をリリースした。このソリューションは、属人的になりがちな住宅・不動産業界における具体的な業務シーンに特化した生成AI活用によって、AIを活用した高度な業務効率化の推進を可能にするという。また、リブ・コンサルティングは、住宅・不動産業界で成果創出に貢献してきた「業界プロフェッショナル」レベルでの生成AI実用化を行った知見を用いて、今後、多種多様な業界・シーンにおける生成AIのビジネス活用を推進していく、としている。