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三井不動産（東京都中央区）は、商業施設事業のオムニチャネル戦略を推進するため、新たなオムニサービス・プラットフォームを開発し運用を開始した。このプラットフォームは、自社ECモール「&mall」の刷新と新サービスの企画・開発に寄与する。今後は外部パートナーとの連携を強化し、顧客体験の向上を図る。

三井不動産は、2017年に「Mitsui Shopping Park &mall」を立ち上げ、オムニチャネル戦略を進めてきた。これまでに「&mall DESK」の導入や「LaLaport CLOSET」の開設など、多角的なサービスを展開。新プラットフォームは、顧客の多様な購買行動に応えるため、サービス創出のスピードを加速させる。

新プラットフォームは、NTTデータ、チームラボ、伊藤忠テクノソリューションズ、システムエグゼの協力のもと、三井不動産が独自に開発。拡張性の高いマイクロサービスアーキテクチャを採用し、AIを活用したサードパーティ・サービスとの連携を容易にする。EC機能の強化やアウトレット専用機能の実装も予定している。

今後、三井不動産はSUPER STUDIOとのパートナーシップを活かし、プラットフォームの拡張性を利用した新たなオムニサービスの開発に注力する。さらに、小売ブランドやサービサー、システムベンダーなどとの幅広い連携を進め、新サービスの創造に取り組む。これにより、顧客体験の最大化を目指す。