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NEC、AI活用でユニバーサルワクチン設計技術開発
Generatived
2023年9月15日
NEC(東京)は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構の先進的研究開発戦略センターによる令和5年度「ワクチン・新規モダリティ研究開発事業」に応募し、研究開発課題「計算科学を用いたユニバーサルワクチン設計技術の開発」で採択された。この研究では、複数の最先端AIを活用して広範なインフルエンザウイルス種に有効な免疫原性領域を特定し、ユニバーサルワクチンを設計する。ユニバーサルワクチンの研究は、将来の世界的大流行への対応策として、各国で進められている。しかし、ユニバーサルワクチンの実用化には長い期間が必要となるため、AIなどの計算科学の活用によるワクチン開発期間の短縮やコスト削減が期待されている。日本では、2021年6月にワクチンの国内開発・生産に長期継続的に取り組む国家戦略として「ワクチン開発・生産体制強化戦略」が策定され、2022年3月にはAMED内にSCARDAが設置された。NECは、AIを活用したユニバーサルワクチン設計技術の開発を目指してSCARDAの一般公募に応募し、異分野参入促進型の研究開発課題として採択された。この研究では、インフルエンザウイルスを対象に、複数の最先端AIを用いた独自のコンピューター解析技術を活用してユニバーサルワクチンを設計する。対象は、現在の季節性インフルエンザに加え将来パンデミックのリスクがあるとされる新型インフルエンザも視野に、広範なウイルス種に有効な免疫原性領域を探索・特定して検証実験を行う。その後、検証実験の結果を踏まえ、プロジェクト開始から1年以内でワクチンの設計までを完了し、非臨床POCの取得を目指す。本研究では、コンピューター解析技術を活用してワクチンとして有効なタンパク質領域の特定までを行う。その後は本研究の結果を踏まえ、モダリティ技術を持つパートナー企業との協業を通じて、ユニバーサルワクチンとしての開発・実用化を目指す。
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