ナレッジセンスは、法人向けChatGPT利用システム「ChatPro（チャットプロ）」を提供しているナレッジセンスは、同サービスにこのほど、フォルダー分け・ドラッグ機能を実装し、無料の「スタータープラン」から利用できるようにした。これにより、AIとの会話を効果的に分類することができ、日々の業務での活用が便利になる。ChatGPTをはじめとする生成AIは、業務の効率化を図るための有効なツールとして、非IT系の企業でも導入の要望が増えている。ナレッジセンスが提供する「ChatPro」は会話内容がAIの学習データにされることを回避でき、この数力月で引き合いが増え、大手企業にも導入されている。しかし、これまでの「ChatPro」では、AIとの会話を分類する方法がなく、日常の業務での利用には不便だった。また、OpenAI社のChatGPT自体にも同様の機能がなく、不便があった。そこで、この度、その要望に応えるための機能を実装し、リリースすることになった。新機能の「フォルダー分け・ドラッグ機能」には、以下の特徴がある。まず、無限の階層構造を表現できるようになった。これまでは、AIからの回答は1階層で表現されており、お気に入りや過去のプロンプトを探索する際に手間がかかっていた。しかし、アップデートにより、フォルダーの作成や入れ子構造の表現が可能になり、自由に階層構造を作れるようになった。また、フォルダーやファイルはドラッグして階層を変えることもできる。これにより、直感的な操作が可能になり、業務での活用がさらに推進される。さらに、フォルダー名やファイル名も自由に編集できるため、使いやすい体験を実現している。「ChatPro」は、学習データに使われない法人向けのChatGPTサービスだ。ビジネスの業務効率を向上させるために開発され、データ流出やコスト面での不安や障害を抑え、社員が最新のAIを活用できるようになっている。チャット内容をAIの学習から守る機能や、組織が社員アカウントを一元管理できる機能など、通常のChatGPTサービスにはないビジネス向けの機能が特徴だ。