船橋市（千葉県）とNTT東日本千葉西支店は、2023年9月1日に「DX推進に関する事業連携協定」を締結した。船橋市は、市民が安全で安心して暮らし、豊かさを実感できる社会を実現することを目指し、デジタル技術の恩恵を享受できるデジタル社会の実現に向けて、窓口のデジタル化とオンライン化の推進や、RPA・AIの導入・活用など、さまざまな取り組みを進めている。一方、NTT東日本は「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」として、ICTやDXを活用した社会課題の解決や地域活性化に取り組んでいる。今回の協定締結により、両者が共同するICTやDXの取り組みを通じて、市民サービスの向上や多様な働き方の実現を中心とした働き方改革を実現するなど、さまざまな課題解決を推進していくことで、デジタル化による価値創造及び地域社会の発展を実現することとなった。NTT東日本は、船橋市職員向けに「DXとは何か？」などといった初歩から理解を深める場として勉強会や体験会を定期的に開催し、職員の意識改革（人材育成）を図っていく。これにより、船橋市は、さまざまな課題解決のツールとしてDXを活用したデジタル化を加速させることで、庁内外業務全般における改善・効率化とコスト削減及び職員の負担軽減を目指す。また、DXにより対応可能な定型業務などはDXに委ね、人的資源を行政サービスの更なる向上につなげていく。職員は船橋市民との直接対話や企画立案など、市民サービスに直結する業務に注力できる環境の構築などを目指すことで、今後も、住民へ身近な行政を担う自治体として、市民サービスのさらなる向上と提供につなげていくとしている。