NTTPC（東京都港区）は、フィッシングやランサムウェアの脅威を無料でチェックできる「Microsoft 365」ユーザー向けメールセキュリティ診断を開始すると発表した。この診断結果は、2023年10月に提供開始予定のVade Japan（日本法人：東京都港区、本社：フランス共和国）のAI予測型「Microsoft 365」専用メールセキュリティサービス「Vade for M365」の導入に役立つという。フィッシング攻撃は2021年1月から2022年12月にかけて14.6倍と大幅に増加し、ランサムウェア攻撃の侵入経路はフィッシングが最も多いとされている。特に、世界で約3.4億人以上のユーザーを抱える「Microsoft 365」はサイバー攻撃の最大のターゲットの一つとなっている。ゼロデイフィッシングやランサムウェアなどの高度なサイバー攻撃は、「Microsoft 365」をすり抜けてビジネスを危険にさらすことが知られている。NTTPCは、お客さまのメール環境におけるフィッシング、ランサムウェアなどのサイバー攻撃や未知の脅威を可視化し、現状を適切に把握するため、AIを駆使した予測的メール防衛が可能な「Microsoft 365」専用メールセキュリティサービス「Vade for M365」を用いた無料メールセキュリティ診断を開始するという。「Microsoft 365」を利用するお客さまを対象に、無料メールセキュリティ診断を行う。この診断は、メールの自動隔離・削除を行わない「監視モード」での提供となり、診断に伴うお客さま送受信メールへの影響もない。2週間のデータ収集後、診断結果および特徴的な脅威、結果に基づく対策案などを解説・提案する。効果の見込めるお客さまには、「Vade for M365」の導入を勧めるという。