商談解析AI「JamRoll」を提供しているPoetics（東京都渋谷区）はアマゾンウェブ サービスジャパン（AWS Japan）が主催する「AWS LLM開発支援プログラム」に採択された。これにより、Poeticsは日本発の高精度な大規模言語モデル開発（LLM）を加速する予定だ。AWS Japanは2023年7月3日に、LLM開発を行う日本の企業や団体を支援する「AWS LLM開発支援プログラム」の応募受付を開始した。このプログラムは、LLM開発に必要な計算機リソースの確保、AWS上でのLLM事前学習に関する技術的なメンタリング、LLM事前学習用クレジットなどのサポートを提供する。PoeticsのR＆D部門の松本美咲氏は、生成系AIやLLM開発への注目が集まっている一方で、LLMの精度やビジネスシーンでの活用には課題があると語る。今回、AWSジャパンの「AWS LLM開発支援プログラム」に採択されたことで、LLMの精度向上やビジネスシーンでの活用の課題解決に向けて、日本発の高精度なLLM開発を加速させるという。また、Poeticsが提供する商談解析AI「JamRoll」は、AIが自動でオンライン商談を録画・文字起こし・分析するものだ。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsに対応しており、商談の同席工数削減や月次商談数の増加を実現しているという。