Queue（東京都渋谷区）は、データ管理のためのノーコードツール「Morph」の「ノートブック機能」をアップデートしたと発表した。Morphは、プログラミングの知識がなくてもデータベースの作成や管理、データの集計・分析・可視化が可能なツールだ。新規のデータベースの作成や既存のデータベースの取り込み、CSV・エクセルファイルなどのインポート、レコードの表示・管理・共同編集、データベースを操作するAPIの作成などが可能だ。今回のアップデートでは、ノートブック機能のUIが直感的なものに刷新され、ノートブックのレイアウト内での拡大・縮小にも対応した。これにより、チャート作成などを活用したデータ業務がよりスムーズに行えるようになった。また、ノートブック機能では、データの整理・分析・可視化などをプログラミングなしで実行することが可能で、チャートの作成やデータのクエリーなどの処理を「セル」という単位で構築する。このセルの処理結果を、それ以降のセルに引き継ぐことが可能で、過去の処理を考慮したプロンプトの解釈が可能だ。また、今回のアップデートでは、出力されるチャートがHTML形式となり、ホバーによるツールチップの表示やハイライトなどのインタラクティブな体験が可能になった。これまでノートブック機能で出力されるチャートは静止画の形式だったが、今回のアップデートでより柔軟で高い表現力を持つチャートの出力が可能になった。Queueは今後もデータ管理のための機能を充実させるために開発を進めていくとしている。また、新規プロダクトのリスティングサイトであるProduct Huntへの掲載も予定しているとのことだ。