Recursive（東京都渋谷区）は、社内のDX人材をAIのプロフェッショナルに育てるためのオンザジョブトレーニング（OJT）サービスを提供開始すると発表した。AIの急速な進展に対応するためには社外のリソースが必要であるが、自社内でAI事業をけん引できる人材が育っていないという課題がある。そのため、社内でAIに関係する事業を企画、統率できる人材を育成することを目的としたプログラムを開始する。リカーシブの設立者であるCEOのティアゴ・ラマルは、かつて英国のグーグル・ディープマインド社でシニアリサーチャーを務めた経験がある。現在も同社出身の起業家が欧米を中心とした各地でAI企業を起こし、AI業界をけん引している。また、リカーシブの従業員は世界18か国から構成されており、AIエンジニアやアプリケーションエンジニアなど、グローバルで活躍した経験と日本のマーケットへの理解を共に持ち合わせているものが多数在籍している。AIを業務効率化のために活用するだけではなく、企業がビジネス変革を起こしその価値を向上させるためには、企業内でのデジタル人材確保が急務とされている。そこで、リカーシブはAI企業の中で実際の仕事を通じ、知識や技術などを身に付けるOJTを提供し、AI事業を統率できる人材を育成していく。このOJTプログラムは、取引先企業の要望を受けて創設されたプログラムで、弊社が企業向けの独自AIシステムの開発を請け負う企業のため、AIシステムを発注いただいているクライアントに対してのみ提供できる付帯サービスだ。クライアントの従業員一人に対し、リカーシブのエンジニアなどをOJTとして一人以上選出し、クライアント企業の人材育成をサポートする。1年間以上の期間に及ぶAIプロジェクト開発の契約を締結することが条件となる。