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シナジー研究所、ChatGPT活用のfusion AIサービス提供開始
Generatived
23/10/31 9:15
シナジー研究所(東京)は、生成AI「ChatGPT」を活用し、業務システムの自然言語操作を可能にする「fusion AIサービス」の提供を開始した。このサービスを利用することで、各種の業務システムを利用するユーザー企業は、業務システムへの最小限の改修で、自然言語インターフェイスを利用できるようになる。その結果、業務領域の専門用語に精通していない経営者や部門管理者でも、情報の検索や更新が行えるようになるという。
シナジー研究所によれば、より広範なユーザーが参加することで、システム利用が促進され、従来のIT投資を一層効果的に活用できるとのこと。例えば、プロジェクト管理の場合、経営者は「XYZ物流センタープロジェクトの進捗率を教えて」と自然言語インターフェイスに話しかけ、結果を手にできる。また、部門管理者は「今月忙しい人を一覧表でみせて」と要求し、必要な情報を得ることが可能だという。
また、シナジー研究所は、fusion AIサービスを通じて、業務システムの国際化も低コストで可能にすると述べている。タスク管理の参照実装では、日本語、英語、フランス語などの主要言語で問題なく会話が成立し、必要に応じてタスク管理データベース内のデータの翻訳も可能であることが確認されている。そのため、国際的な利用が求められている業務システムにおいては、fusion AIサービスによって低コストでその国際化が可能となると期待されているとのこと。
さらに、fusion AIサービスは、タスク管理以外の広範な業務システムのバリエーションに対しても自然言語インターフェイスを提供できる。CRM(顧客関係管理)、HRシステム、ERP、生産管理、図面管理、IoT関連システム、BIなど、自社開発でもパッケージシステムでも、また、オンプレミス配備でもクラウドサービス上のシステムでも対応可能だとのこと。
