TalentRecipe（神奈川県横浜市）は、2023年9月26日に、有料職業紹介事業者・労働者派遣事業者向けの外国人エンジニア採用プラットフォーム「TalentRecipe」のα版をリリースすると発表した。AI技術を活用し、外国人エンジニアの採用コストや時間を削減し、採用プロセスを最適化することを目指している。履歴書や職務経歴書の自動スクリーニング機能や、CVだけでは読みきれないコンピテンシーを測るための質問事項の自動生成などにより、マッチング精度を高め、採用プロセスの質と効率を向上させることが可能だ。また、α版リリースに伴い、特に外国人エンジニアの紹介に取り組む企業などを対象に、いち早く本サービスを体験してくださるテスター企業を募集している。英語力やITリテラシーが不足している人材紹介担当者であっても、エンジニアのスキルや特性を適切に評価することを可能にし、誰もが安定した品質で、最適なエンジニアチームを構築できるようにサポートする。近年、ビジネスにおけるIT人材の需要が高まる中、各企業から依頼を受けてエンジニアの採用に取り組む人材紹介事業者にとっては、多くの課題が存在している。例えば、多くの場合、人材紹介事業者の担当者は非エンジニアでありITの専門家ではない。エンジニアの業務領域や言語に関する知識がなければ、採用要件の策定や募集要項の作成は非常に難しく、多くの工数がかかってしまう。特に新人である場合などは、候補者のスキルを見極め、正しい評価を与えることは困難だ。TalentRecipeは、経済産業省の行った「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、2030年のIT人材不足は約41万人から約79万人と試算されている。人材不足の問題を解決するソリューションの一つに、外国人エンジニアの活用があると考えられる。グローバルプロジェクトを数多く実施してきた弊社の持つノウハウや知見を活かして、外国人エンジニア採用における困り事を解消し、人材紹介事業者にとっても、各企業の採用担当者にとっても、ひいてはエンジニアにとっても意義のあるサービスの開発に取り組むことにした。