組織づくりのプラットフォーム「sonar HRテクノロジー」を展開するThinkingsは、採用担当者200名を対象に「採用とAI」に関するアンケート調査を実施した。労働人口の減少や採用活動の早期化、手法の多様化などにより、採用現場は大きく変化している。採用担当の人手不足も問題となっており、より良い採用を実現するためにはどのような活動の変化が必要なのかが課題となっている。

調査結果によると、8割以上の採用担当者が採用活動にAIを活用したいと回答した。特に適性検査や求人票の作成、書類選考などがAIの活用を希望する場面として挙げられました。AIの活用により、業務効率化やコスト削減、マッチング精度の向上などの理由から採用活動にAIを導入する意欲が高まっている。

さらに、実際にAIを活用した経験がある採用担当者の56.5％がAIを活用しており、適性検査や求人票の作成、採用の企画などでの活用が多いことが分かった。また、AIの判定を参考にしている人は9割以上であり、AIの活用により採用活動の質が以前よりも高まったと回答した人も8割以上いた。

AIの活用により、業務効率化やコスト削減だけでなく、人間の特性を生かした対話や経験を伝えることに注力することができる。また、AIの分析により自社の採用基準や優れた社員の傾向などが可視化され、改善することで採用活動全体の精度を上げることができる。

Thinkingsでは、AIを活用した判定精度向上を支援する機能「sonar AI」を公開しており、今後もテクノロジーを活用しながらより良い採用と組織づくりを支援するサービスを提供していく。

【調査概要】
・調査対象：企業や組織で採用活動に関わる業務を担う担当者
・調査人数：200名
・調査期間：2023年7月
・調査方法：オンラインアンケート
・調査主体：Thinkings