バリュエンステクノロジーズ（東京都港区）は、自社開発サービス「helpmeee！ KEIKO」において、問い合わせチャットボットのAI機能をリリースした。このサービスは、バックオフィスの効率化・高度化を実現するノーコードのバックオフィスDXソリューションで、AIチャットボットによる自動応答、人間による有人対応、問い合わせチケットの管理、ダッシュボードが統合されている。社内で発生するさまざまな問い合わせや要望に対して、迅速かつ効率的な対応を実現する。新機能により、AI技術を駆使して相談者からの問い合わせメッセージに対する返答のサジェストが自動で行われるようになった。従来、各ヘルプデスクスタッフが相談者の問い合わせ内容に応じて個別に返答を考え、入力する時間が必要だったが、このAI新機能の導入により過去の有人チャットの会話をAIが学習することで適切な返答を即座に提案することが可能となった。「helpmeee！ KEIKO」を通した会話量が多ければ多いほど精度の高い文章を生成できるようになる。このAIによる自動サジェストの最大のメリットは、ヘルプデスクスタッフが返答を微調整するだけで済むため回答対応時間が削減できること、そして経験の浅いスタッフでも熟練スタッフと同等のレベルでの対応が可能になることだ。特に、これまでのヘルプデスクの対応には熟練度や経験が求められていたが、AIのサポートにより、スタッフの経験年数や知識に依存することなく一貫した高品質なサービスを提供できるようになるという。