ジンベイ（神奈川県横浜市）は岩崎学園と共同で、紙帳票のデータ化を目的としたOCR実証実験を開始。横浜市の助成を受け、学内事務の効率化を図るための精度検証と作業時間の変化を測定する。

教育機関の課題である紙帳票の処理を改善するため、岩崎学園では来校者アンケートや学習ポートフォリオなどのデータ化を進めている。本PoCでは、OCR技術を用いて読み取り精度や作業負荷の削減効果を検証し、学内業務フローとの適合性も確認する。

期間は2025年11月から5ヶ月間。主な検証項目はOCR処理の精度や手作業削減時間など。この取り組みにより、紙帳票のデータ化時間短縮や業務効率の向上が期待される。さらに、データ活用の基盤整備や学内DX推進に向けた業務フロー改善の検討材料も得られる見込みだ。

岩崎学園はAIを活用した教育DXを推進しており、今回のOCR実証により、紙に蓄積された情報の高精度なデジタル化を目指す。ジンベイは「ジンベイ生成AIエージェント」を提供し、業務プロセスのデジタル化と生産性向上を支援している。