日本IBM(東京)は、AIおよびデータのプラットフォーム「IBM watsonx」にて、日本語性能を向上したGranite日本語版モデル「granite-8b-japanese」の提供を開始すると発表。このモデルは、ビジネス関連のデータセットで学習し、責任あるモデル出力を目指して設計された。

Graniteモデルは、インターネットや学術、コード、法務、財務の領域から収集したデータで学習。IBMは、これらのデータソースを公開し、顧客が安心してAIを適用できるようにしている。Granite日本語版モデルは、日本語の長文処理や高速推論に特化しており、80億のパラメーターを持つ。

IBM Researchは、日本市場向けにエンタープライズ・グレードの日本語能力を備えたGraniteモデルを開発。これにより、日本の顧客は、自社のニーズに合った日本語基盤モデルを選択し、AI活用を加速できるようになる。また、IBMは、ビジネスに特化した基盤モデルの提供を通じて、顧客のAI価値創造を支援する。

日本IBMは、生成AIの専門家チームが、ビジネスユースケースに合わせたモデルのチューニングや運用支援を行う。これにより、日本の企業が競争力をAIで高めることを目指す。IBMの商標に関する情報は、公式サイトの商標リストで確認できる。

出典:プレスリリース