NEC(東京)は、行政機関と医療機関向けに生成AIの活用を提案するホワイトペーパーを公開した。これらの文書では、業務効率化と高度化を目指し、「行政職員・医療従事者をサポートするAI」としての生成AIの利用事例を紹介している。

行政機関向けのホワイトペーパーでは、窓口業務のアシスタントや文書管理支援など11の事例が掲載されている。NECは、これらの事例を通じて、行政業務の効率化に貢献することを目指している。一方、医療機関向けのホワイトペーパーでは、予約自動化や診療記録支援など6つの事例が示されており、医療分野のデジタル変革を支援する意図がある。

NECは、生成AIを活用することで、行政機関や医療機関の課題解決に貢献するとしている。特に、NECが開発したLLM「cotomi」は、高い日本語処理能力や軽量性を特徴とし、専門用語への対応や法令ガイドラインへの準拠が可能であるとされている。

さらに、「cotomi」はオンプレミス環境での導入も可能で、地方公共団体や医療機関のセキュリティー要件に対応している。NECは、安全かつセキュアな生成AIサービスを提供し、顧客のニーズに応えることを強調している。

出典:プレスリリース