Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

ソラミチシステム（東京都）は、corte社、日本調剤、和歌山県立医科大学薬学部岡田浩教授と共同で、AI薬歴作成支援サービス「corte」に新機能「服薬採点機能」を開発した。この機能は、薬剤師の服薬指導を多角的に評価し、質の向上を図ることを目的としている。特許出願も行われている。

「corte」で生成されたSOAP形式の薬歴を、日本調剤のノウハウと岡田教授の評価基準に基づき採点する。薬剤師は自身の指導を客観的に振り返り、改善点を把握することができる。これにより、患者との信頼関係構築に貢献し、服薬支援の質を高めることが期待される。

日本調剤は全国に調剤薬局を展開し、約4,000名の薬剤師が在籍している。同社は、適切な服薬指導のあり方を追求し、本機能の評価基準に実務的な妥当性を反映させている。岡田教授は、薬剤師による対人支援の重要性を国内外で発信し、その知見を本機能の設計に活かしている。

ソラミチシステムのクラウド電子薬歴「CARADA 電子薬歴 Solamichi」には、「corte」が「AI音声入力」として搭載されており、2026年4月頃には「服薬採点機能」が内蔵される予定だ。これにより、薬剤師は服薬指導の質をさらに向上させることができるようになる。