divx（東京都渋谷区）は、AIを活用したサービス開発を通して民間企業と公共機関のDX支援を行っている。今年、ChatGPT APIを活用したAIチャット機能を開発し、グループ会社が運営するプログラミングスクール「テックキャンプ」内で導入され、全受講生が利用できるようになった。プログラミング講師の人的リソースをAIに代替することで、教育サービス全体の品質の向上や、受講生の成長スピードの向上に寄与する。AIチャット機能は、教育サービスの品質向上を目的として開発された。テックキャンプでは、受講生一人一人の質問対応をプログラミング講師が担当していたが、AIチャット機能の導入により、受講生はプログラミング講師の受付時間だけでなく、24時間時間を気にせず質問をすることが可能になった。これにより、受講生は自身のペースで任意の時間に学習を進め、初歩的な質問も気軽に投げかけることができるようになった。これにより受講生がスピーディーに理解を深めることを実現し、成長スピードの向上に寄与する。さらに、AIチャット機能を導入することでこれまで質問対応に多く割いていたプログラミング講師の時間を削減し、受講生一人一人のモチベーションアップなどのメンタルサポートに注力することが可能となった。また、divxでは、今回のAIチャット機能の開発以前から、GPT-4のAPIを活用したAIチャットサービスを開発し、自社・グループ会社にて導入・活用を実施している。このAIチャットサービスはChatGPT APIのガイドラインに準拠しているため、入力情報はOpenAIのモデルの学習には使用されず、情報セキュリティーの懸念軽減を実現している。これらの開発経験とノウハウを元に、今回のプログラミングスクール「テックキャンプ」内におけるAIチャット機能のリリースを実現した。divxは今後も、AIの活用のみならず、AIに関する開発についても積極的に取り組んでいくとのことだ。