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Exabeamの調査でサイバーセキュリティにおけるAIの影響の格差が明らかに
Generatived
25/4/24 0:00
Sapio Researchが実施したExabeamの最新調査では、AIがサイバーセキュリティの生産性に与える影響について、経営幹部とセキュリティアナリストの間で認識に大きな隔たりがあることが明らかになりました。世界中のサイバーセキュリティ専門家1,000人を対象としたこの調査では、経営幹部の71%がセキュリティチームの生産性を大幅に向上させたのはAIのおかげだと認識している一方で、アナリストの同意はわずか22%にとどまりました。AIツールを積極的に活用するアナリストは、誤検知やアラート疲れといった課題を抱えていると報告しており、一部の組織がAIの現状の能力を過大評価している可能性を示唆しています。
認識の隔たりがある一方で、この調査では、特に脅威の検知、調査、対応において、AIが目に見える変化をもたらしている分野も明らかにされています。セキュリティチームの半数以上が、AIが定型業務の自動化と洞察の迅速化によって生産性を向上させたと認識しています。しかし、AIの自律的な意思決定に対する信頼は依然として低く、AIの自律的な行動能力に自信を持っているセキュリティチームはわずか29%、アナリストはわずか10%にとどまっています。
AIの導入はセキュリティチームにも変化を促しており、調査対象となった組織の半数以上が組織再編の取り組みを報告しています。自動化のために人員削減を行っている組織がある一方で、AIガバナンスとデータ保護を管理する役職の採用を増やしている組織もあります。この変化は、セキュリティオペレーションセンターにおいて、AIが意思決定の迅速化を支援し、人間の貢献の価値を高める、新しい運用モデルへの移行を示しています。
レポートではさらに、AI導入とそれによる生産性向上の認識における地域差を明らかにしています。IMETA地域の組織が最も高い成果を報告し、次いでUKIE地域とAPJ地域の組織が続いています。北米の組織は遅れており、同様の生産性向上を報告した組織は半数未満です。経営幹部のビジョンと運用上の現実のギャップを埋めるために、レポートでは、組織はAI戦略を現場のニーズと整合させ、導入プロセスにアナリストを関与させることに注力すべきだと提言しています。

