二見書房（東京）は、ラス・ロバーツ著、ラッカ珠美訳の新刊『「知の巨人」たちがやっている非合理な思考術　いかにして「人生の難問」に答えを出すべきか』を9月19日に発売する。本書は、AIやChatGPTでは解決できない「ワイルド・プロブレム」に焦点を当て、人生の重大な決断に役立つ思考法を提案する。

経済学者であり、スタンフォード大学フーバー研究所の研究員である著者は、過去の偉人や科学者の事例を引用し、理論だけでは解決できない問題へのアプローチを探る。ダーウィンやダイアコニス教授など、合理的な手法を採用しなかった実例を紹介し、読者に新たな視点を提供する。

本書は、人生の不確実性に立ち向かうための「メタ戦略」を探求し、後悔という名の亡霊から逃れる方法を探る。また、科学と非科学の境界における人生の歩み方を案内し、読者が自身の「ガイドブックのない旅」を進むための支援を試みる。

ラス・ロバーツは、経済学の理解を広めるための活動を続けており、人気ポッドキャスト「EconTalk」のホストを務めるほか、YouTubeで1200万回以上再生された動画の共同制作者でもある。彼の新作は、224ページにわたり、人生の難問に対する深い洞察を提供する。詳細は公式ウェブサイトで確認できる。