GMOインターネットグループ（東京都渋谷区）は、インフラ、広告、金融、暗号資産事業を展開している。2023年9月から、グループ全体でAIリテラシーを向上させるためのオリジナルテスト「GMO AIパスポート」を開始したと発表した。このテストは、グループの108社、約7400人の全パートナー（従業員）を対象にしており、全員の受検・合格が必須となっている。テストの目的は、グループの人財の「AIリテラシー向上」と「AI（ChatGPT）業務活用100%」を実現することだ。GMO AIパスポートは、AIに関する知識やテクニックを問う選択式のテストで、AIの研究に携わるパートナーが作成した全20問からなる。受検者は、AIに関する知識を習得するだけでなく、実際に手を動かしながら生成AIの活用スキルも身に付けることが推奨されている。また、知識・スキルを定着させるために、合格点を超えるまで何度でも同じ問題に挑戦できる。全パートナーが2023年10月31日までにテストに合格することが求められている。さらに、選択式テストに合格した全パートナーは、「実践テスト」にも挑戦する。このテストでは、生成AIを使って文章を作成する。これら一連の「GMO AIパスポート」への取り組みを通じて、全パートナーがAI知識・スキルを習得した「AI人財」となることを目指している。GMOインターネットグループは、IT業界のリーダーとして、今回の「GMO AIパスポート」の実施を始め、全てのパートナーが成長できる仕組みを継続的に作り出していくと述べている。また、グループ内での活用にとどまらず、AIスタートアップの支援も推進している。