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Helical Fusion（東京都中央区）は、核融合エネルギーの実現に向けた重要部品「液体金属ブランケット」の試験装置「GALOP」を岐阜県土岐市の施設に搬入した。助川電気工業（茨城県高萩市）の協力のもと、この装置は核融合炉の開発に不可欠な技術の実証を目指す。

世界の電力需要増加に対応するため、Helical Fusionは2034年までに世界最速で定常核融合炉の実現を目指している。核融合発電はクリーンで安全性が高く、海水から取れる燃料を使用するため、エネルギー問題の解決策として期待されている。

「GALOP」は新しいポンプ方式を実証するための装置で、液体金属を用いた核融合炉のブランケット開発において、効率と耐久性を向上させることを目的としている。Helical Fusionは、この装置を用いて、核融合炉の商用化に向けた重要なステップを踏み出す。

助川電気工業は、核融合分野における高度な液体金属技術を提供し、次世代エネルギーの実現を支えている。同社の技術力と経験が、Helical Fusionの核融合炉開発に貢献しており、今後もエネルギー問題の解決に向けて取り組んでいくとしている。