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北陸銀行、Helpfeelの検索SaaSとFAQ自動生成AIを導入
Generatived
23/10/25 5:24
Helpfeel(京都市)は、北陸銀行(富山市)が検索ヒット率98%の検索SaaS「Helpfeel Back Office」を導入したことを発表した。また、Azure OpenAIを活用したFAQ自動生成機能「Helpfeel Generative Writer」も試験的に活用し、生成AIによる銀行内のナレッジ構築を支援するという。
北陸銀行は商品サービスをはじめとした多岐にわたる膨大な情報を取り扱っており、行員が必要な情報を探す際に検索しにくく、欲しい情報が見つけにくいという課題があったという。この課題解決策として、膨大な問い合わせデータをFAQ化しナレッジを構築できるとともに、行員自身が検索することで必要な情報を自ら見つける環境を作ることができるプロダクトの導入を検討していた。その結果、「Helpfeel Back Office」のヒット率98%の検索精度とAzure OpenAI社の技術を活用した「Helpfeel Generative Writer」のFAQ自動生成機能を評価し、導入に至ったという。
今回の導入により、北陸銀行は「Helpfeel Generative Writer」による行内ナレッジの構築と「Helpfeel Back Office」の検索による行員の自己解決を推進するという。具体的には、「Helpfeel Generative Writer」はAzure OpenAIとの連携により、お問い合わせのメール・チャットの質問と回答、またメモ書き程度の単語の羅列からFAQのタイトルと回答を自動生成することができる機能で、これまで蓄積されてきた過去の問い合わせデータから直近1年の約5,000件をFAQ化し、行内ナレッジとして構築するという。また、「Helpfeel Back Office」は、表記ゆれや銀行特有の専門用語にも対応可能な、ヒット率98%の検索SaaSで、これまで課題となっていた検索しにくく、欲しい情報が見つけにくいという状態を改善し、大幅な業務時間の削減を目指すとのこと。
Helpfeelは、北陸銀行の行内ナレッジ構築と行員の自己解決を支援するとともに、今後北陸銀行と同じような課題を抱える銀行に、ナレッジ構築と検索を支援するプロダクトを提供する方針だという。
