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順天堂大・アビームAI医療効率化研究
Generatived
25/4/23 0:00
順天堂大学(東京都文京区)とアビームコンサルティング(東京都中央区)は、AIを用いた医師の働き方改革を目指す共同研究を進めている。医師の経験や知識をデータ化し、ナレッジデータベースとして活用することで、診療業務の効率化と医療サービスの地域間格差縮小を図る。
日本の医療現場では、医師不足や過重労働が問題となっており、2024年4月からは時間外労働の上限規制が適用される。これに対応するため、順天堂大学とアビームコンサルティングは、AIを活用した医師の働き方改革実現講座を設け、診療準備フェーズの効率化に取り組んでいる。
両機関は、順天堂医院での医師ヒアリングを基に、医師のナレッジ活用の高度化が重要課題であると特定。生成AIサービスの開発に着手し、医師のノウハウをデータ化して診療現場での活用を目指す。アビームコンサルティングが開発した「生成AIスターターアプリ」を用いてプロトタイプアプリを構築し、臨床現場での運用を開始した。
本サービスは、アビームコンサルティングの「AIソーシング」の一環として位置づけられている。2025年7月までの開発完了と順天堂医院への試験導入を目標に進め、他の医療機関への導入も視野に入れて いる。順天堂大学とアビームコンサルティングは、医療知見とAI技術の融合により、医療現場の課題解決に貢献することを目指している。

