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KIOXIA America、大容量AI SSDシリーズを発表
Generatived
25/8/15 0:00
KIOXIA America, Inc.は、Dell Technologiesとの協業により、AI規模のワークロードのニーズに応える大容量ソリッドステートドライブ(SSD)の新シリーズを発表しました。KIOXIA LC9シリーズに含まれるこれらのドライブは、245.76テラバイトという大容量を誇り、データストレージの効率性を高めるとともに、こうしたタスクに通常伴う電力と冷却の負荷を軽減するように設計されています。
同社の最新SSDは、最大245.76TBのフラッシュベースストレージを提供し、PCIe 5.0の性能を活用することで、ストレージ容量を大幅に向上させます。これらのSSDは、2.5インチ、E3.S、E3.Lなど、様々な高密度フォームファクターで提供され、従来のハードディスクドライブ(HDD)よりも効率的な代替製品として位置付けられています。ストレージスペースを統合し、冷却負荷を最小限に抑えることで、企業はデータセンターの物理的フットプリントやエネルギー消費量を増やすことなく、AI機能を拡張できます。
Dell Technologiesは、PowerEdgeサーバーと組み合わせたKIOXIA LC9シリーズSSDの潜在能力を評価しています。DellのシニアバイスプレジデントであるArun Narayanan氏は、データセントリック・アプリケーション向けにスケーラブルなソリューションを提供してきた両社のパートナーシップの歴史を強調しました。これらのSSDとDellのサーバーを組み合わせることで、総所有コスト(TCO)の最適化とデータセンターのスペース使用量の最小化を目指しています。
KIOXIA LC9シリーズSSDは、最新のBiCS FLASH第8世代3Dフラッシュメモリを搭載しており、32ダイQLCスタッキングと革新的なCMOS Direct Bonded to Arrayテクノロジーを採用しています。この設計は、大規模言語モデルのトレーニングや複雑な推論パイプラインの駆動といったAIインフラストラクチャの要求に特に適しています。KIOXIA AmericaのNeville Ichhaporia氏は、AI市場における競争力を維持するためにはストレージの限界を克服することの重要性を強調し、新しいSSDはGPU使用率と電力効率の最大化を目指していると述べました。
