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言語理解研究所（徳島市）は、非構造ドキュメントをAIが活用できる形に変換するAPI群「DX-laei」を開発し、提供を開始した。この技術は、日本語に特化した自然言語処理を駆使し、文書の構造化や検索クエリの生成、アノテーションを行う。これにより、生成AIの精度向上と業務効率化が期待される。

「DX-laei」は、社内文書の検索精度を高めるために設計された。従来のRAG検索では、非構造データや曖昧な質問による回答の品質低下が問題となっていたが、このソリューションにより、入力精度の向上と検索対象の整備が可能になる。

提供されるAPIは、文書構造化、検索クエリ生成、アノテーションの3種類で、それぞれ単体または組み合わせで利用できる。これらはSaaS型UIを持たず、法人向けに柔軟なシステム組み込みを前提とした技術提供を行っている。

言語理解研究所は、40年にわたる日本語処理技術の研究・実用化の経験を持つ。大規模言語データベースと構文解析技術を活用し、文書の構造化や意味の曖昧性処理において、辞書ベースの手法を用いることで、実用レベルの知識変換を実現している。