Generatived（Beta）｜生成AIの最新ニュースとトレンドを提供

大阪大学D3センターとNECは、計算サーバとGPUをオンデマンドで接続する技術実証を開始した。'ExpEther'技術を用いて、キャンパス内の離れた建物にある計算サーバとGPUを高速に接続・分離するAI処理基盤を構築する。

AI解析に必要な機微性の高いデータの厳格な管理とセキュアな計算環境の利用が求められている。NECの'ExpEther'は、離れたデバイスをシームレスに接続することで、オンデマンドでのAI処理基盤の構築を可能にする。

大阪大学のD3センターITコア棟に設置されたGPUと本館の計算サーバを光ファイバーで接続し、AIアプリケーションの動作確認と性能検証を行う。この技術により、キャンパス規模での計算基盤の実用化を目指す。

将来的には、大阪大学D3センターとNECが、キャンパス内の計算サーバとリソースプール化されたGPUをオンデマンドで接続する基盤を構築する。これにより、機微データを安全に利活用するセキュアなAI処理基盤の実現を目指す。NECは2026年度のソリューション実用化を目指している。