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NXワンビシアーカイブズ幕末AI試作
Generatived
25/11/12 0:00
NXワンビシアーカイブズ(東京都港区)は、京都府立大学の池田さなえ准教授と共同で、幕末から明治期の官僚・政治家「品川弥二郎」に関する対話型AIを試作した。この取り組みは、歴史史料へのアクセスを容易にし、研究成果を広く活用することを目的としている。チャットボットは、歴史学の成果を他分野での利用、一般への親しみやすさ、持続可能な取り組みの三点を検討する。
日本の歴史史料をデジタル化し、情報資源として活用することを目指す実証的な試みである。近代日本政治史の史料は分散しており、目録情報の共有が不十分であるため、十分に活用されていない。この問題を解決し、歴史学の成果を他分野や社会に共有することが求められている。
京都府立大学とNXワンビシアーカイブズは、歴史文化資源の利活用を目的とした連携を行っている。池田准教授との共同作業で、「帰ってきた品川弥二郎」チャットボットを試作。このチャットボットは、品川弥二郎に関する書簡の翻刻文や研究者の検証データを含むknowledgeを共有する方法を検証した。
NXワンビシアーカイブズは、OpenAI社のカスタムGPTを用いて、品川弥二郎の人物像を反映した対話型AIを構築。対話は根拠提示型を標準とし、専門的な情報を格納したknowledgeを使って検索・参照・生成を一貫処理する設計になっている。歴史史料への親近性の向上、利用容易性の確保、持続可能なコスト感、研究者自身による運用・保守可能性の観点から、生成AI活用の有効性を検証し、歴史史料の新たな活用の可能性を探る。
